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コンピュータと共にある創造的日常
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メディアアート・プロジェクトにハマったオヤジの日常生活
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<   2009年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧
劇場の客席の壁に映像を映す
舞台に向って映像を映すのは、よくあるわけですが、今回は客席の周囲の壁に投影するということで、どんなふうになるのか最初はかなり不安でした。4月のイースター休みにミュンヘン一泊で出かけたときに劇場の内部を見せてもらいました。ヨーロッパの伝統的なオペラハウスの様式で、一階席はゆるやかなスロープになっており、周りの壁は5段のバルコニーになっています。バルコニーの前面は白でレリーフが彫られています。壁はテクスチャの掛かった暗い赤。少しオレンジ色に近いです。プロジェクタは劇場用の大型のものが2台舞台の両袖にあり、客席に向けて下から左右へ交叉する形で投影するように設置されています。この2台のプロジェクタに映像信号を供給する装置として Pandoras Box という PC ベースのマシンが使われていました。1つの動画を2つに分割して、別々のプロジェクタで投影して間をスムースに繋ぐような機能もあったりします。
b0129209_1974373.jpg

この写真は、プロジェクタをオンにしたところ。その前に立って写真を撮ってみました。影は私です :-)
当方等が開発したシミュレーションソフトで、この装置に合った動画ファイルを作成してコピーすればOKなわけですが、問題は動画のスペック。ソフトの方は MacOS X で動くので QuickTime movie を作るのは比較的簡単なんだけど、相手が PC で、どうやら AVI と MPEG2 しか受け付けてくれない。AVI は Codec として MPEG4 なんかも可能なはずだが、やってみると受け付けない。それで、結局、ffmpegx なるソフトを急遽ダウンロードして使わせて頂きました。これは MacOS X で動作する動画ソフトで、QuickTime から Mpeg2 への変換もできます。
シミュレーションソフトで 1920 x 800, 25 FPS, PNG の動画ファイルを作り、1920 x 1080, 25 FPS, Mpeg2 に変換して、Pandoras Box に USB メモリー経由でコピーという技を使ったのですが、試しに 30 秒ほどの動画を作るのに10分ほど必要で、結構苦労しました。最終的には 13分の動画を2つ制作し、繰り返しに耐えられるよう、After Effect で最後の部分にデソルブで最初のフレームに遷移するよう細工を加えました。
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by une0exct | 2009-05-19 19:10
鳥の群れのシミュレータ
Jiří Kylián の Zugvögel のために開発した「鳥の群れのシミュレータ ZugVoegel 1.0」について、少し書いておこう。最初は DT4 Identity SA のパラメータや形状ファイルをいじって 2D 空間内の群れをやってみたのだが、その後、Kylián氏から、こんなかんじでという実物の鳥の群れの映像が送られて来た。日本にもいるムクドリの群れの映像で、うちの近所だとせいぜい数百羽だけど、雲のようにみえる映像は数千羽以上だと思いますが、遠目に見ると鳥には見えません。一羽一羽をよくみると羽ばたいているのが分かり、これで鳥だと分かります。
で、最初、Kylián氏は抽象的な形の方が良いとおっしゃってたのですが、翼を付けないと何なのか分からないんではと思い、羽ばたく翼つきで、3D空間内での BOIDS シミュレーションをやってみました。これだけだと動きが単調になってしまいます。実写映像をよくみると、ときどき群れが揺れて、その拍子に一部の鳥が群れから離れたりくっついたりしてます。これは風かなにか外乱のせいではないかと思いつき、ランダムな風のような外乱を入れてみました。これが結構いいかんじで、あと、BOIDのパラメータを適当に調節してなんとか本番にはまずまずのものが出来上がりました。
ソフトウェアは MacOS X Leopard Intel CPU 専用ですが、一応シェアウェアにして本番当日に同時リリース。YouTube にもサンプル映像をアップしました。以下のとおり。

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by une0exct | 2009-05-18 14:25
Zugvögel
3月初旬に Kylian 氏から携帯に SMS が入り、11月にやった Gods and Dogs が Zwanen 2009 best production にnominate されたというニュースが飛び込んで来た。それといっしょに、今ミュンヘンで新作 Zugvögel の制作に取り組んでいるとの情報。Zugvögel とはドイツ語で「渡り鳥」。Swarm-based art を標榜している当方達には、なんと興味深い題名! という返事を出して、しばらくしたら、先方から手伝ってくれとのオファーが来た。取りあえず現地で打ち合わせを、ということで、4月11日夜便パリ経由で12日午前中にミュンヘン着。午後から相棒の Daniel も合流し、Kylian 氏とカフェで打ち合わせ。現場の劇場の中も見せてもらい、夕食は照明デザイン担当の Michael Simon 氏と、州立バレエ団の監督、Ivan Liška 氏らを交えて、バイエルン料理+もちろん Weissbier (白ビール)を頂いた。が、当方は時差ボケでそのときはほとんど頭脳停止状態。12日はミュンヘンのホテルに一泊し、翌日、午前中にミュンヘン発、パリ乗換で14日朝、東京に戻るという強行軍。本番は5月3日だったので、一週間前に現地入りすればよかろうなどとタカをくくっていたら、観客入れたリハーサルを4月25日にやる。それまでに間に合わせたいので、23日に来れないかというメールが入った。急遽 22日から5月4日までの出張ということで、Liška 氏にサイン入りの招聘状を書いて貰い、職場に届けを出して出張を強行した。
まぁなんのかんの大変でしたが、ウマく行きました。制作したのは、3D空間内を飛び交う鳥の群れのシミュレータで、それを使って客席に投影するムービーを作成。ついでに本番当日、ソフトも同時リリースしました。ソフトウェアのウェブサイトはこちらです。
技術的な話しは、またあとで投稿します。とりあえず、劇場の写真でも。
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by une0exct | 2009-05-13 21:52